かつて江戸時代には、宿場町周辺に茶畑がたくさんあった富谷しんまち地区。そこに賑わいを取り戻そうと、はにかむ富谷がまず取り組もうしたのが『花畑プロジェクト』。 その第一弾として、富谷しんまちのシンボルである富ヶ岡公園に花壇を作りました。花は年に2回植え替えして、公園まで足を運んでくれた人たちの目を楽しませております。 この他にも、しんまち通りから富ヶ岡公園までの通り沿いに花を植えたり、昨年はコロナ渦で在宅している子ども達の応援で作ったトトロに似せた『となりの花壇』も作りました。
しばらく使われていなかった地域の方の梅林を、私たちの活動に賛同してもらい、これをお借りして再生・維持をしております。植樹されてから50年以上を経過する梅の木たちですが、梅の花を眺め、梅の実を収穫する事ができます。この梅林を市民や富谷に来て頂いた方々に親しんで頂くため、枝の剪定から草刈り、座って見て頂くためにベンチなどを作り、これの維持を続けております。
竹は日本では昔から自生する植物で、タケノコを食用とする以外にも、様々な道具を作る材料としても使われてきました。しかし最近ではその機会もめっきり減りました。富谷の「竹あかり」は熊本のみずあかりの映像を観て始めようと思いました。「竹あかり」が、富谷しんまちの古いまち並みと融合し、また一方では新たな人材も関わりまちの雰囲気を変えてくれるはずだ!と考えたからです。
「竹あかり」は灯りをともす道具だけでなく、竹のサイクルを考えながら取り組むと、
【切り出し】
→竹林を間伐することにより、里山の風通しを良くし明るくする。
【竹あかりづくり】
→老若男女問わず、まちを盛り上げようと志を一緒にするみんなで作る事により、まちの夜に綺麗な灯りをともしてくれる。
【土に返す】
→使い終えた竹は、竹炭やパウダーに変えて、微生物の住処となる土壌改良材として土に返す(ただ今方法について検討中)。
こうして無駄にする事なく、竹材を使い切る事ができます。もちろん竹あかり?だけでなく、その他の道具や玩具づくりにもチャレンジしたいと考えております。